コラム / 保護者の方へ
サッカーの自主練グッズ|家で使える道具の選び方
買う前に確認したいことと、優先順位

【PR】この記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)を含みます。
商品リンクを経由して購入された場合、当クラブに収益が発生することがあります。ただし紹介内容は実際の使用感に基づくもので、収益の有無で評価を変えることはありません。
「家で練習させたいけれど、何を買えばいいのか分からない」
「コーンを買ったのに、使わないまま物置に入っている」
「リバウンダーは効果があるのだろうか」
自主練の道具は種類が多く、何から揃えるべきか判断しにくいものです。そして買ったあとに使われないケースも、決して珍しくありません。
この記事は、川越市で少年サッカークラブ(KUGEDO FC Junior)を運営する立場から、家での自主練に使う道具の選び方を整理したものです。
この記事でわかること
- そもそも道具は必要か(結論:なくても始められます)
- 買うなら何から揃えるべきか、優先順位
- 道具別の選び方と、失敗しやすい点
- 買ったのに使われなくなる理由
- 住環境別(戸建て・集合住宅)の考え方
先にお伝えします。道具を買えば上達するわけではありません。 むしろ、道具がないまま始めて続いている子のほうが多いくらいです。それでも「あると続けやすくなる」ものはあるので、その観点で整理します。
1. まず前提:道具はなくても始められる
ボール1つで、ほとんどのことはできる
自主練に最低限必要なのは、ボールだけです。
- ボールタッチ(足裏・インサイド・アウトサイド)
- リフティング
- 壁当て(壁があれば)
- ドリブル(スペースがあれば)
これらはすべて、追加の道具なしで成立します。具体的なメニューは家でできる自主練メニューと親のサポートにまとめました。つまり、「道具がないから練習できない」ということはありません。
それでも道具に意味がある理由
では、なぜ道具の話をするのか。理由は2つあります。
① 続けやすくなる
同じ練習でも、目印があるだけで「やることが明確」になります。子どもにとって、何をすればいいか分かる状態は続ける助けになります。
② 一人でも成立するようになる
壁当てネットのような道具があると、相手がいなくてもパス練習ができます。親が付き合えない日も、一人で取り組めるようになります。
買う前に必ず確認したいこと
道具を買う前に、次の3点を確認してください。
| 確認事項 | なぜ重要か |
|---|---|
| 本人がやりたいと言っているか | 親が買い与えても、本人が望んでいなければ使われません |
| 練習する場所があるか | 買ってから「置く場所がない」と気づくケースが多い |
| 今あるもので代用できないか | 目印はペットボトルでも成立します |
特に1つ目が重要です。 「道具を買えばやる気になるだろう」という期待は、多くの場合うまくいきません。やる気は道具から生まれないからです。本人が「もっとやりたい」と言い始めてから買う——この順序のほうが、結果的に使われます。
2. 優先順位|何から揃えるか
道具を揃えるなら、順番があります。
第1優先:マーカーコーン
最も汎用性が高く、価格も手頃です。 ドリブルのジグザグ走、ボールタッチの目印、ミニゴールの代わり——用途が広く、使い道に困りません。10〜20枚入りで1,000〜2,000円程度から購入できます。最初に買うならこれです。
第2優先:リフティングボール(小型球)
通常の4号球より小さく、やや重いボールです。小さいボールでリフティングができるようになると、通常のボールが扱いやすく感じられるという考え方があります。ただし効果には個人差があり、必ず上達するわけではありません。「リフティングをもっとやりたい」と本人が言っている場合に検討する、という位置づけが適切です。
第3優先:空気入れ
地味ですが、あると確実に役立ちます。 ボールの空気は自然に抜けます。空気が足りないボールは蹴った感覚が変わり、正しい感覚が身につきにくくなります。チーム用のボールも自宅で調整できるので、1つ持っておくと長く使えます。
検討枠:リバウンダー・壁当てネット
設置場所がある家庭に限られます。 一人でパス練習ができるようになるのは大きな利点ですが、それなりのスペースが必要です。
- 折りたたみ式でも、使用時は1m四方以上
- 屋外設置なら、風対策も必要
- 音が出るため、住宅密集地では時間帯に注意
買う前に、実際に置く場所を測ってください。 「思ったより大きかった」という失敗が最も多い道具です。
検討枠:トレーニングマット
集合住宅で室内練習をする場合に検討します。床の保護と防音が主な目的です。ボールタッチ程度の練習でも、階下に音は響きます。ただし、そもそも室内で強くボールを扱う練習は避けるべきです。マットがあっても、蹴る練習は屋外でお願いします。
3. 道具別・選び方のポイント
マーカーコーンの選び方
| 項目 | 選び方 |
|---|---|
| 形状 | ディスク型(平たいもの)が扱いやすい |
| 枚数 | 10〜20枚あれば十分 |
| 素材 | 柔らかいもの(踏んでも痛くない) |
| 収納 | 重ねられるか、袋付きか |
円錐型(三角コーン型)は、小学生の自主練には大きすぎることがあります。 ディスク型なら踏んでも危険が少なく、収納も楽です。色が複数入っているものだと、「赤を右足、青を左足」といった使い分けができます。
リフティングボールの選び方
サイズと重さの表記を確認してください。
- 小さすぎると難しすぎて続かない
- 軽すぎると風の影響を受ける
- 重すぎると足への負担になる
低学年には難易度が高いため、まずは通常のボールでリフティングに慣れてからが順序として自然です。
リバウンダーの選び方
| 項目 | 確認点 |
|---|---|
| サイズ | 使用時・収納時の両方を測る |
| 角度調整 | 角度を変えられると用途が広がる |
| 固定方法 | ペグ(杭)で固定できるか |
| 組み立て | 毎回組み立てるのは続きません |
**「毎回出し入れが必要な道具は使われなくなる」**というのは、実感としてあります。置きっぱなしにできる場所があるかどうかが、実は最大の判断基準です。
空気入れの選び方
- 針(ニードル)が付属しているか
- 予備の針があるか(折れます)
- 空気圧計付きだとなお良い
安価なものでも機能しますが、針は消耗品なので予備を確保しておくと安心です。
4. 買ったのに使われなくなる理由
道具を買った家庭でよく起こることを、正直に書きます。
理由① 出し入れが面倒
最も多い理由です。 物置の奥にしまうと、出すのが億劫になります。玄関や庭にすぐ出せる状態にあるかどうかで、使用頻度は大きく変わります。
理由② 本人が望んでいなかった
親が「これで練習しなさい」と買い与えたケースです。道具はきっかけにはなりません。 すでにやる気がある子の練習を助けるものであって、やる気を生み出すものではないと考えてください。
理由③ 使い方が分からない
コーンを買ったが、どう並べればいいか分からないというケースです。道具だけでは練習になりません。メニューとセットで考える必要があります。家でできる自主練メニューと親のサポートを参考にしてください。
理由④ 目標がなかった
「なんとなく練習」は続きません。「リフティング50回」「コーンを5秒で抜ける」など、本人が決めた目標があると継続しやすくなります。ただし親が決めた目標は逆効果になりやすいので、注意してください。
対策:小さく始める
これらを踏まえると、最初から多く買わないことが最善の対策です。コーン1セットから始めて、本人が使い込むようなら次を検討する——この順序をおすすめします。
5. 住環境別の考え方
戸建て・庭がある場合
最も自由度が高い環境です。
- コーン、リバウンダーとも設置可能
- 壁当てができる壁があれば理想的
- ただし近隣への音の配慮は必要
夜間の壁当ては、想像以上に音が響きます。時間帯には配慮してください。
集合住宅の場合
室内での強い動作は避けてください。 できることは限られますが、ボールタッチ程度なら成立します。
- 足裏でのボール転がし
- インサイドでの細かいタッチ
- 静かなリフティング(低い位置で)
蹴る練習は、必ず屋外で。 マットがあっても、集合住宅で強くボールを扱うのは避けるべきです。近所の公園や広場を練習場所として確保できるかを、先に確認しておくとよいでしょう。
練習場所がない場合
無理に道具を揃える必要はありません。 この場合、道具より練習できる場所を探すことが優先です。市の運動場、公園、学校の校庭開放——地域の資源を調べてみてください。川越市やその周辺にも、ボールを使える公園があります。市の窓口やホームページで確認できることが多いです。
6. 学年別・道具の考え方
同じ道具でも、学年によって適否が変わります。
低学年(小1〜小2)——道具はほぼ不要
この時期は、ボール1つで十分です。足でボールを扱う感覚を身につける段階、「練習」より「遊び」の形が合う、コーンすらなくても構わない——低学年で道具を揃えると、「やらされている感」が出やすいという面もあります。公園でボールを蹴っているだけで、この時期は十分に意味があります。強いて挙げるなら、サイズの合ったボールが最優先です。大きすぎるボールは扱いづらく、うまくいかない経験ばかりが増えてしまいます。
中学年(小3〜小4)——コーンが活きる時期
目標を持って取り組めるようになる時期です。ここでマーカーコーンが役立ちます。「このコーンを何秒で抜ける」といった目に見える基準があると、自分で挑戦しやすくなります。コーンの間隔を自分で決めさせる、タイムを自分で測らせる、記録を残す(本人が管理する)——親が管理しないことがポイントです。自分で決めて自分で測る、この経験そのものに価値があります。
高学年(小5〜小6)——目的が明確になる
「何のために使うか」を本人が言える時期です。リバウンダーやリフティングボールなど、やや専門的な道具が活きてくるのはこの段階です。ただし、本人から要望が出てからにしてください。また、この時期は体が大きく変わる時期でもあります。急な成長期には体の使い方が一時的に崩れることがあり、道具を増やしても解決しません。焦らないことが大切です。
兄弟がいる場合
上の子の道具を下の子が使えるかも検討材料です。
- マーカーコーン:問題なく共用できる
- ボール:学年でサイズが違うので共用しにくい
- リバウンダー:共用可能
長く使えるものから揃えると、結果的に無駄が減ります。
7. おすすめの道具(PR)
ここからは具体的な商品を紹介します。冒頭にも記載したとおり、アフィリエイト広告を含みます。 繰り返しになりますが、これらを買えば上達するわけではありません。すでに練習している子が「もっとやりやすくなる」ためのものとお考えください。
①
マーカーコーン
最初の1つならこれ
選ぶポイント:ディスク型・10枚以上・複数色
汎用性が最も高く、価格も手頃です。ドリブル練習の目印、ゴール代わり、置く位置を変えるだけで用途が広がります。これ1つあれば、当面の自主練は成立します。
②
リフティングボール
慣れてから次の段階へ
選ぶポイント:サイズと重さの表記を確認
通常のボールでリフティングに慣れてから、次の段階として検討してください。低学年には難しいことが多いです。
③
空気入れ
地味だが確実に役立つ
選ぶポイント:針が付属・予備針もあると安心
地味ですが、あると確実に役立ちます。空気の抜けたボールでは正しい感覚が身につきません。
④
リバウンダー
設置場所がある場合に
選ぶポイント:使用時のサイズを必ず測ってから
一人でパス練習ができるようになります。ただし設置場所と音の問題をクリアできる家庭に限られます。
8. KUGEDO FC Junior の考え方(参考として)
参考として、私たちの立場を記します。
道具は「あれば便利」程度
私たちは、自主練の道具を強く勧めることはしていません。理由は単純で、道具の有無より「自分で決めて続けたか」のほうが影響が大きいと考えているためです。高価な道具を揃えた子より、ボール1つで毎日触っていた子のほうが伸びる——そういう場面を何度も見てきました。
練習は「考えながら」が基本
同じボールタッチでも、回数を数えるだけと「今のはなぜズレたか」を考えるのとでは、意味が変わります。この点はサッカーが上手くなる小学生の共通点で詳しく扱いました。道具は考える回数を増やしません。
練習前の勉強1時間(有志)
私たちは練習前に勉強の時間を設けています(有志)。進学校の高校生メンターが学習をサポートします。「自分で決めて取り組む」習慣は、机の上でもグラウンドでも同じだと考えています。詳しくはサッカーと勉強は両立できる|文武両道を習慣にをご覧ください。
基本情報
| 対象 | 小学1年生〜6年生 |
| 活動場所 | 川越東高校 第一グラウンド(埼玉県川越市久下戸6060)/駐車場あり |
| 活動日 | 火・水 19:00〜20:30/土・日 18:00〜19:30 |
| 月会費 | 12,000円 |
| 保護者当番 | なし(送迎のみ) |
| 無料体験 | 3回まで/見学のみでもOK(ボール・ビブスはこちらで用意します) |
| 代表 | 山谷和紀(早稲田大学 先進理工学部卒/JFA公認B級コーチ/川越東高校サッカー部 コーチングスタッフ) |
よくある質問
まず何を買えばいいですか?
マーカーコーンをおすすめします。汎用性が高く、価格も手頃です。ただし何も買わずに始めても問題ありません。
リバウンダーは効果がありますか?
一人でパス練習ができるという点では有効です。ただし設置場所と音の問題があるため、環境を確認してから検討してください。
集合住宅でもできる練習はありますか?
ボールタッチ程度なら可能です。ただし蹴る練習は屋外でお願いします。マットがあっても、室内で強くボールを扱うのは避けてください。
道具を買えばやる気が出ますか?
残念ながら、多くの場合はそうなりません。やる気がある子の練習を助けるものと考えてください。本人が「もっとやりたい」と言い始めてから買うほうが、結果的に使われます。
高い道具のほうが良いですか?
価格と効果は比例しません。まずは手頃なものから始めて、使い込むようなら次を検討する順序をおすすめします。
4号球はどれを選べばいいですか?
チーム活動で使うボールについては別記事で詳しくまとめています。自主練用も基本的には同じ考え方で構いません。学年により4号球が標準ですが、所属チームの指定を確認してください。
練習する場所がありません。
道具より場所の確保が優先です。市の運動場、公園、学校の校庭開放などを調べてみてください。
中古品でも問題ありませんか?
マーカーコーンや空気入れなど、消耗の少ないものは中古でも構いません。ただしボールは劣化で形が変わることがあるため、状態をよく確認してください。空気が抜けやすくなっているものは避けたほうが無難です。
買った道具を子どもが使いません。どうすればいいですか?
無理に使わせないでください。「せっかく買ったのに」と言うと、練習そのものが嫌な記憶になります。まずは置き場所を見直してみてください。すぐ手に取れる場所にあるだけで、使う頻度が変わることがあります。それでも使わないなら、まだそのタイミングではなかったということです。しばらく置いておけば、本人が必要と感じたときに使い始めます。
練習の様子を動画で撮ってもいいですか?
有効な方法の一つです。半年前と見比べると変化が分かります。ただし、撮った動画を見せて指摘するのは避けてください。本人にとっては駄目出しの再生になります。見せるなら良かった場面だけ、あるいは本人が「見たい」と言ったときだけにしてください。
まとめ——道具より「続く仕組み」
サッカーの自主練グッズについて整理します。
- 道具はなくても始められる(ボール1つで大半のことはできる)
- 買うならマーカーコーンから(汎用性が最も高い)
- 本人が望んでから買う(道具はやる気を生まない)
- 出し入れしやすい場所に置く(面倒だと使われなくなる)
- 住環境を先に確認する(設置場所・音の問題)
そして最も大切なのは、道具を買うことが目的にならないようにすることです。
高価な道具を揃えても、使われなければ意味がありません。逆に、コーン1セットで毎日楽しそうに練習している子もいます。**「何を買うか」より「どう続けるか」**を考えてみてください。
具体的な練習メニューは家でできる自主練メニューと親のサポートに、クラブ選びの視点は川越の少年サッカークラブの選び方|後悔しない5つの視点にまとめています。

KUGEDO FC Junior 編集部
監修: 代表 山谷和紀/川越東高校サッカー部 コーチングスタッフ



