コラム / 保護者の方へ

少年サッカーのケガ予防|成長期の痛みとの付き合い方
痛みが出たときの判断と、家庭でできること

少年サッカーのケガ予防|成長期の痛みとの付き合い方

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⚠️ 重要:本記事は医療情報ではありません。

診断・治療について述べるものではなく、痛みがある場合は必ず医療機関を受診してください。 この記事は「受診すべきかどうか」を判断する材料としてお読みください。自己判断で対処しないようお願いします。

「膝が痛いと言うけれど、成長痛だろうか」

「休ませるべきか、様子を見るべきか分からない」

「病院に行くほどなのか判断できない」

小学校高学年から中学生にかけて、膝やかかとの痛みを訴える子は少なくありません。そして多くの保護者の方が、受診すべきかどうかで迷います。

この記事は、川越市で少年サッカークラブ(KUGEDO FC Junior)を運営する立場から、判断の材料を整理したものです。

この記事でわかること

  • 成長期に起きやすいとされる痛みの特徴
  • 「様子を見てよい」と「受診すべき」の目安
  • 痛みが出たときの家庭での対応
  • ケガを防ぐために日常でできること
  • 復帰するときの進め方

先に、最も大切なことをお伝えします。

痛みが続く場合、迷ったら受診してください。 「大げさかもしれない」と受診をためらう必要はありません。早めに診てもらうことで、結果的に休む期間が短くて済むことがあります。 この記事は診断のためのものではなく、受診の判断を助けるためのものです。

1. 成長期の体で起きていること

骨が伸びる時期の特徴

小学校高学年から中学生にかけては、骨が急速に伸びる時期にあたります。このとき、骨の成長に筋肉が追いつかない状態が起こることがあると言われています。筋肉が相対的に硬くなり、骨との付着部分に負担がかかりやすくなる——という説明がされることがあります。

成長のスピードには個人差があります。 早い子は小学校高学年から、遅い子は中学生になってから、という違いがあります。

「成長痛」という言葉について

「成長痛」という言葉は広く使われますが、医学的に明確に定義された用語ではないという指摘もあります。そのため、「成長痛だから大丈夫」と自己判断するのは避けてください。同じような症状でも、別の原因が隠れている場合があります。判断は医療機関にお任せください。

痛みが出やすい部位

サッカーをしている子で相談が多いのは、次の部位です。

部位訴え方の例
膝の下(お皿の下あたり)「ここが出っ張って痛い」
かかと「走ると痛い」「着地が痛い」
太もも・ふくらはぎ「張っている」「つる」
足の甲「押すと痛い」

膝の下やかかとの痛みは、成長期に多いとされる部位です。ただし、同じ場所の痛みでも原因はさまざまです。

2. 受診の目安

最も知りたい部分だと思いますので、明確に書きます。

すぐに受診してください

次の場合は、様子を見ずに受診をおすすめします。

  • 腫れている
  • 熱を持っている
  • 押すと強く痛がる
  • 歩き方がおかしい(かばっている)
  • 痛みで夜眠れない
  • 転倒・衝突など明確なきっかけがある
  • 動かせない、力が入らない

特に「腫れ」と「歩き方の変化」は分かりやすいサインです。

早めに受診を検討してください

すぐでなくても、数日以内に受診を検討したい状況です。

  • 痛みが1週間以上続いている
  • 練習のたびに痛がる
  • 一度治まったのに、また痛み出した
  • 「痛い」と言う頻度が増えている

「そのうち治る」と待ち続けないでください。 続く痛みには理由があります。

判断に迷う場合

迷ったら受診してください。 これが最も安全です。「大したことないのに行っていいのか」とためらう保護者の方は多いのですが、医療機関にとっては珍しいことではありません。何もなければ安心できますし、何かあれば早期に対応できます。

何科を受診するか

一般的には整形外科が対応する領域とされています。スポーツ外来のある医療機関であれば、競技への復帰時期についても相談しやすいでしょう。

3. 痛みが出たときの家庭での対応

⚠️ 前提として、痛みがある場合は受診が最優先です。 以下は受診までの間、あるいは医師の指示のもとで行う一般的な対応です。

まず「止める」

痛みを訴えたら、その日の練習は止めてください。「もう少しやれば慣れる」ということはありません。痛みは体からの信号です。指導者にも伝えてください。当クラブでも、痛みの申告があれば無理をさせません。

冷やす

急に痛みが出た場合、冷やすことが一般的とされています。

  • 保冷剤をタオルで包んで当てる
  • 15〜20分程度を目安に
  • 直接肌に当てない(凍傷のリスク)

ただし、冷やすべきか温めるべきかは状態によって異なります。医師の指示があればそれに従ってください。

安静にする

痛みがある状態で動かさないでください。 「ストレッチをすれば治る」という情報を見かけることがありますが、痛みがある部位を無理に伸ばすのは避けるべきとされることが多いです。ストレッチは痛みがない状態での予防として行うものです。

記録しておく

受診の際に役立つので、次の情報を控えておいてください。

記録すること例
いつから「3週間前から」
どこが「右膝のお皿の下」
どんなときに「走ったとき」「ジャンプの着地」
痛みの変化「休むと治まるが、練習すると再発」
きっかけ「特になし」「転んだ」

口頭で伝えようとすると、意外と思い出せません。 メモしておくと診察がスムーズです。

4. 予防のために日常でできること

痛みがない状態での予防について整理します。

ストレッチの習慣

成長期は筋肉が硬くなりやすいとされています。

  • 練習の前後に行う
  • 特に太もも前面・裏面、ふくらはぎ
  • 痛みを感じる手前で止める
  • 反動をつけない

毎日少しずつのほうが効果的と言われています。長時間まとめてやるより、短時間を継続してください。

休養日をつくる

毎日練習しないことも予防のひとつです。体を回復させる時間がないと、疲労が蓄積します。週に1日は完全に休む日を作ることを検討してください。

靴のサイズを確認する

見落とされがちですが、重要です。 成長期の子どもは数ヶ月で足のサイズが変わります。小さくなったスパイクは、足への負担を増やします。

  • 3〜4ヶ月に一度は確認する
  • つま先に余裕があるか
  • かかとが浮いていないか

「まだ履ける」と使い続けると、痛みの原因になることがあります。

睡眠と食事

体の回復には睡眠が関わるとされています。生活リズムについては別記事「2学期に向けて|生活リズムを戻す1週間の作り方」も参考にしてください。

食事についても、極端に偏らないことが基本です。詳しくは別記事「サッカーをする子の食事|補食と水分の考え方」にまとめました。

「痛い」と言える環境

これが最も重要かもしれません。 痛みを我慢して続ける子は、悪化させてしまいます。

  • 「痛いと言ったら試合に出られない」
  • 「弱いと思われたくない」
  • 「親に心配をかけたくない」

こうした心理から、申告しない子は少なくありません。「痛いときは言っていい」と繰り返し伝えてください。 そして、申告したときに責めないでください。

5. 休ませ方と復帰の進め方

休む期間は医師の指示に従う

自己判断で復帰しないでください。 「痛みが引いたから大丈夫」と再開して、また痛み出す——この繰り返しが最も避けたい状況です。医師から復帰の目安を聞き、それに従ってください。

休んでいる間にできること

完全に何もできないわけではありません。医師の許可がある範囲で、次のようなことは可能な場合があります。

  • 痛みのない部位のトレーニング
  • 練習の見学(戦術理解につながる)
  • チームメイトとの関わりを保つ

特に「見学」は軽視されがちですが、意味があります。 外から見ることで気づくことがあり、またチームから離れてしまう感覚も防げます。

復帰は段階的に

いきなり全力で再開しないでください。

  • 軽い運動から始める
  • 痛みが出ないか確認しながら
  • 少しずつ強度を上げる

指導者に「復帰したばかり」と伝えてください。 当クラブでも、復帰直後は負荷を調整します。

再発したら、また止める

「せっかく治ったのに」と続けさせないでください。再発は体からの信号です。もう一度受診し、指示を仰いでください。

6. 急なケガ(打撲・捻挫)が起きたとき

ここまでは繰り返し使うことで起きる痛みを扱いました。一方、転倒や接触による急なケガは対応が異なります。

まず動かさない

痛がっている部位を動かさないでください。 「曲がるか確認しよう」と動かすことは避けてください。骨折や靱帯の損傷がある場合、動かすことで悪化させる可能性があります。

すぐに受診すべき場合

次の場合は、その場で救急要請または医療機関への判断が必要です。

  • 明らかに変形している
  • 立てない、体重をかけられない
  • 意識がはっきりしない
  • 頭を打った

特に頭部の受傷は慎重に扱ってください。 その場は元気に見えても、後から症状が出ることがあります。頭を打った場合は、必ず医療機関にご相談ください。

頭を打ったときの注意

サッカーでは、ヘディングの競り合いや転倒で頭部を打つことがあります。打った直後に問題なさそうでも、次の様子が見られたらすぐに受診してください。

  • 頭痛が続く、強くなる
  • 吐き気・嘔吐がある
  • ぼんやりしている、反応が鈍い
  • 記憶があいまい
  • 眠気が強い

「大丈夫そうだから」とその日の練習に戻さないでください。 頭部の受傷後は、当日は必ず中止するという判断が一般的とされています。

学校・クラブでの保険

多くのクラブでは、スポーツ保険に加入しています。ケガをした場合、対象になることがあります。

  • 加入しているか確認しておく
  • ケガをしたら、まず指導者に報告する
  • 診断書が必要になる場合がある

受診前に、クラブに連絡しておくとスムーズです。手続きに必要な情報を教えてもらえます。当クラブでもスポーツ保険に加入しています。詳細は入会時にご説明します。

7. 保護者が知っておきたい心理面

「休むこと」への抵抗

子どもは休みたがらないことがあります。

  • 試合に出られなくなる不安
  • チームメイトに置いていかれる感覚
  • レギュラーを失うかもしれない心配

この気持ちは自然なものです。 頭ごなしに「休みなさい」と言っても納得しません。

伝え方の工夫

理由を説明してみてください。

  • 「今無理をすると、もっと長く休むことになるかもしれない」
  • 「今しっかり治せば、また元気にできる」

**「今は休むことが、続けるための行動だ」**という伝え方が届くことがあります。

焦らせない

「休んだら下手になる」と親が言わないでください。数週間休んでも、技術が大きく落ちることはありません。それより、無理をして長期離脱になるほうが損失です。

復帰後に責めない

「休んでいたから動けないんだ」——これも避けてください。復帰直後は動けなくて当然です。戻すのに時間がかかることを、あらかじめ伝えておくと本人も納得しやすくなります。

8. あると役立つもの(PR)

ここからは具体的な商品を紹介します。冒頭にも記載したとおり、アフィリエイト広告を含みます。

⚠️ 重要な注意

これらは痛みを治すものではありません。 ケガの治療は医療機関で行うものです。ここで紹介するのは、予防や、医師の指示のもとで補助的に使うものです。

①

アイシング用品

急な痛み・打撲のとき、すぐ冷やせるように

選ぶポイント:繰り返し使える・固定バンド付き

急な痛みや打撲のとき、すぐ冷やせる状態にしておくと対応が早くなります。直接肌に当てず、タオルで包んで使ってください。

※これは痛みを治すものではありません。治療は医療機関でご相談ください。

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②

ストレッチポール

痛みがない状態での予防に

選ぶポイント:小学生にはショートタイプが扱いやすい

痛みがない状態での予防に使うものです。痛みがある部位に使わないでください。

※これは痛みを治すものではありません。痛みがある部位には使わないでください。

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③

インソール

かかとへの衝撃を和らげる目的で

選ぶポイント:ジュニア用サイズ・衝撃吸収

かかとへの衝撃を和らげる目的で使われることがあります。ただし足の状態は個人差が大きいため、医師や専門店に相談してからの購入をおすすめします。

※これは痛みを治すものではありません。購入前に医師や専門店にご相談ください。

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💡 サポーターについて

当クラブでは、サポーターを積極的にはおすすめしていません。 「着ければ痛みが取れる」という誤解を招くことがあるためです。使用を検討する場合は、必ず医師にご相談ください。 痛みの原因を放置したまま補助具でしのぐことは、状態を悪化させる可能性があります。

9. KUGEDO FC Junior の対応(参考として)

参考として、私たちの対応を記します。

痛みの申告があれば止めます

「痛い」と言った子には、その場で練習を止めてもらいます。 「まだやれる」と本人が言っても、大人が判断して止めます。無理をさせて悪化させるほうが問題だからです。

保護者への連絡

練習中に痛みの訴えがあった場合、お迎えの際にお伝えします。家庭で様子を見ていただき、必要に応じて受診をご検討ください。

復帰時は負荷を調整します

医師の指示があれば、それに従います。「全体練習に混ざれる状態か」を確認したうえで、段階的に戻していきます。「復帰したばかりです」とお知らせいただければ、こちらで配慮します。

少人数だから気づける

各学年15名までとしています(現在は受け入れに余裕があります)。人数が多いと、様子の変化に気づきにくくなります。 動きが普段と違う、かばっている——こうした変化に気づくためにも、少人数であることには意味があると考えています。

基本情報

対象小学1年生〜6年生
活動場所川越東高校 第一グラウンド(埼玉県川越市久下戸6060)/駐車場あり
活動日火・水 19:00〜20:30/土・日 18:00〜19:30
月会費12,000円
保護者当番なし(送迎のみ)
無料体験3回まで/見学のみでもOK
代表山谷和紀(早稲田大学 先進理工学部卒/JFA公認B級コーチ/川越東高校サッカー部 コーチングスタッフ)

よくある質問

成長痛なら放っておいて大丈夫ですか?

自己判断は避けてください。同じような症状でも原因はさまざまです。痛みが続く場合は受診をおすすめします。

病院に行くほどか分かりません。

迷ったら受診してください。何もなければ安心できます。特に「腫れている」「歩き方がおかしい」場合は、すぐに受診をおすすめします。

何科に行けばいいですか?

一般的には整形外科とされています。スポーツ外来があれば、復帰時期の相談もしやすいでしょう。

どれくらい休めばいいですか?

医師の指示に従ってください。状態によって大きく異なるため、一般的な期間をお伝えすることはできません。

ストレッチをすれば治りますか?

痛みがある状態でのストレッチは避けてください。ストレッチは痛みがないときの予防として行うものです。

サポーターを買ったほうがいいですか?

まず受診をおすすめします。補助具でしのぐより、原因を確認するほうが先です。使用については医師にご相談ください。

休むと試合に出られなくなりますか?

当クラブでは、ケガで休んだことを理由に不利益が生じることはありません。安心して申告してください。

子どもが痛みを我慢しているようです。

「痛いと言っていい」と繰り返し伝えてください。我慢して続けると悪化します。申告したときに責めないことが重要です。

まとめ——迷ったら、受診を

少年サッカーのケガについて整理します。

  1. 痛みが続くなら受診する(自己判断で「成長痛」と決めない)
  2. 腫れ・歩き方の変化があればすぐ受診
  3. 痛みがあるときは止める(我慢して続けない)
  4. 予防はストレッチ・休養日・靴のサイズ確認
  5. 「痛い」と言える環境をつくる(申告を責めない)

そして最も大切なのは、迷ったら受診するということです。「大げさかもしれない」と考える必要はありません。早めに診てもらうことで、休む期間が短くて済むことがあります。

数週間休んでも、技術は大きく落ちません。無理をして長期離脱するほうが、はるかに大きな損失です。

サッカーと勉強の両立はサッカーと勉強は両立できる|文武両道を習慣にに、クラブ選びの視点は川越の少年サッカークラブの選び方|後悔しない5つの視点にまとめています。

⚠️ 再掲:本記事は医療情報ではありません。

診断・治療について述べるものではありません。痛みがある場合は必ず医療機関を受診してください。 記載した内容はあくまで一般的な情報であり、個別の症状に対する助言ではありません。自己判断で対処せず、専門家の指示に従ってください。

山谷和紀

KUGEDO FC Junior 編集部

監修: 代表 山谷和紀/川越東高校サッカー部 コーチングスタッフ

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